平幹二朗が亡くなった、という記事。
その日10月24日、ヘルパーが、他の利用者宅で見たテレビの影響だろう、「『七人の侍』に出てた人らしいですよ」ときたもんだ(笑)。それは違うだろうと判ったものの、本来の俺なら即座に「それなら『三匹の侍』のことだよ!」と気づいて、教えられたはずだ。
昭和は遠くなりにけり、だ。というより、俺の記憶も薄くなりけり!(恥)
昔から黒澤明監督の(最高傑作と推す人も多い!)映画『七人の侍』は、『三匹の侍』と勘違いされることが多かった。タイトルのフレーズが似ていることもあろうが、もともと本作は『七人の侍』を意識してつくられた、オマージュ的作品だった。その実、作品の細かなシークエンスなどは、おなじ黒澤監督の『用心棒』からの借り物が多い。このたび、何の「因果」か見なおし(笑)、ラスト、代官に囚われた丹波哲郎柴左近が起死回生の脱出を試みる経緯は、そのまんま『用心棒』で三船三十郎が脱出を図る場面と瓜二つ、ここまで似てるとパクリだろう(笑)といわれかねない。
「因果」は、もちろん平幹二朗(役名は桔梗鋭之介)追悼の意味からだが、NHK−BS録画をDVDにかけたところ、いきなり「追悼」の文字が出てきて面食らった。実は録画してあったものは丹波哲郎追悼記念映画だった。
と、いうことは……?
丹波哲郎の亡くなったのは2006年9月24日だから、ほぼ10年まえのDVDということになる。もちろん、もとはビデオ、ビデオからのダビングということで、いまさらながらDVD保存の真価の極みだ。
三匹目の桜京十郎、長門勇さんは元気で、これからも長生きしてくださいね! って書いたんだが、ネット読者から指摘され、赤面の至り!
> 本間さんには申し訳ないのですが、
長門勇は三年前に亡くなってますよ。
——2013年6月4日、老衰のため死去した。81歳没。晩年は1人暮らしだった長門は2011年頃から脳梗塞を患い、2012年暮れから神奈川県相模原市内の自宅近くの病院に入院していた。長門はかつては妻と一緒に生活していたが、最期は親戚に看取られながら息を引き取ったという
いやはや(笑)。失礼しました。
指摘してくださったY君には感謝にたえません。m(_ _)m
これからもボケ老人ホンマのボケには気をつけてご指摘ください。このたびはほんとにありがとう!