へーぇ、「六本木3丁目移転プロジェクト」ってのは局名だったのか!?
新作のきょうは、『ドラマスペシャル:巨悪は眠らせない〜特捜検事の逆襲 」(映画『沈まぬ太陽』の若松節朗監督、金子ありさ脚本)だって! えっ、仲代達矢もでてるの!?
それはともかく……
きのう宮部みゆき著『模倣犯』(画像は番宣から)を、先に買った文庫本5巻を完読したことから、そのあとすぐテレビ東京が9月21・22日と2夜連続放映したドラマ版(「先に原作を読み」する通例から録画したまま放置しといたのを)一気見してしまったのである。
うーむ。テレビ東京、やるなー!
まず、高畑淳子の「サブリナ」編集長役には爆笑した。否、ふつうは笑う場面ではない。それが中谷美紀が演じたヒロイン前畑滋子役を、読書の際には高畑淳子にして文庫本5巻読みつづけていたのである(笑)。なぜか分からないが、とにかく高畑がイメージされたんだからしょうがない!(笑)
それとスタッフでは松本清張ドラマでの名コンビ、竹山洋脚本・藤田明二演出かと思ったが、これも宮部みゆきだしなー、と。
それにしてもテレビ東京の底力、地上波ローカルといえど侮ることなかれ!
人の心の奥底にひそむ「悪意」の残酷さ、冷酷さを見せつけられ、完膚無きまでにねじ伏せられた思い、といったら大袈裟か。
「死刑」というキーワードに反応したのだろう、このドラマとは場違いで見当外れな案件のはずなのに、あの「ウエマツ事件」がオーバーラップした愕然! 相模原の障害者施設で、障害者だけ狙われて19人もの生命が殺害された「虐殺事件」である。
そうした意味でもドラマ『模倣犯』は、数年に一度生まれるか否かの「名作」! と、声を大にして断言するしかない。