『男たちの旅路』というドラマを知ってるだろうか。1979年11月24日放映。NHK「土曜ドラマ」の一環だったんだね。
『車輪の一歩』はガードマンを主人公にした『男たちの旅路』シリーズの一話であり、正確には第四部第三話。ガードマンといえば民放にその名も『ザ・ガードマン』というのがあるが、あんなに派手ではない(笑)、あくまでリアル志向だ。
グーグルで『車輪の一歩』を検索するとプルダウンメニューで『男たちの旅路』も下に出るが、上からは「動画」があって、「トルコ」とつづく。この場合の「トルコ」は外国のトルコではない、って、これじゃドラマに出てくるセリフといっしょだよ(爆)!
鶴田浩二主演、脚本は山田太一である。あらためて見るに、「車イスでトルコに!」という(笑)山田さん脚本の非凡さ、革新性、正に時代を突き抜けていた。これがNHKドラマ!?という衝撃。山田さんだからこそできた《離れワザ》でもあろう。
山田さんには会ってる。1977年11月放映の『男たちの旅路』シリーズ第三部第一話『シルバー・シート』に感動して、当時「月刊障害者問題」というミニコミ紙を発行していることもあって取材させていただいたのだ。
●番外リンク●●月刊“障問”の時代〜
山田太一 TV文化と我が放送作家魂
どうしているだろう、山田さん。
元気で、いつまでも長生きしててくださいね。
ユーチューブに『車輪の一歩』が上がっている。参考に見ていただき、できれば買っていただきたいくらいの名作ソフトである。
●名作リンク●●『車輪の一歩』
オープニング〜鶴田浩二(“迷惑”論)VS斉藤洋介とのかけ合い(トルコ風呂はこの直後)
●続名作リンク●●『車輪の一歩』
タイトルを象徴する斉藤とも子の役どころ〜感動のラストシーン