画像はドラマ版(テレビ朝日、2013年11月30日・12月1日放映)の登場人物表(相関図)である。
結論からいうと、ドラマ・原作とも、ここ何年かぶり、久々に背中を揺さぶられ、「じーん」と胸に染み入る余韻嫋々たる傑作であった。しかも、ふだんは毒にも薬にもならない民放で、これは突然変異的に生まれた社会派力作でもある。
くわしくは後日また。
で、なぜここに画像を貼ったかというと、PCのバージョンアップによりフォトショとかの旧ソフトは使えなくなり、自由に加工できなくなった。プリントはネット画像に限り、頃合いの大きさ、用途の適切さに相関図が合致したのでブログに貼り出したわけ。
プリントした相関図を見ながら、配役を当てはめつつ、また原作を読む。原作のイメージによるドラマ化だ。しかも川本三郎氏ほか、「緻密に書き込まれた風俗」「時代や人や物の的確な再現」などの絶賛により1964年にタイムスリップ! 再読で当時を旅したい。
松山ケンイチも竹野内豊も頑張ってた。知ってる顔では笹野高史と柄本明が良かった。
ここでさっき「相関図の松山ケンイチはいただけない。これではどうしても……」と書いて、松山単独画像を追加したのだが、できるのだねえ(笑)。「もしや」と思ったことは何回かあるけど試したことがなかった。相関図の松山ケンイチ、テレ朝発の元画像をいじくってあります(笑)。まえの画像では極悪顔だった。松山の役は極悪顔ではダメなんだ。テロリスト、爆弾犯といいながら、島崎国男は「穢れた下界に降臨してきた天使」なんだから。
ほかにも名前は知ってたが、江角マキコと天海祐希はおんなじ顔に見えたな。ヤクザの親分役の國村隼は、これ見るとふつうのオジサンだが(笑)、放映時は凄い迫力、貫禄だった。「マジか、このおっさん怖いよ!」って(笑)。
「有名どころを惜しげもなくチョイ役、使い捨てする贅沢ぶり」との声もあるが、沢村一樹は探偵から一変(笑)、岸部一徳もカメオの貫禄で凄い警察トップを演じた。
原作(奥田英朗)は文庫本上・下巻の長篇だが、登場人物に感情移入できたら一気呵成、長さを感じさせない。ただ、読者を選ぶかもね。アマゾンでけなしてるネトウヨとおなじ感性なら時間の無駄だからやめたがいい。