きのう、ひさしぶりに養護学校でいっしょだった女友だちから電話をもらった。
じつはちょっとした愚痴を聞かされたが、それは省略(笑)。
「見た?」と訊くから、「んなもん見ないよ、寝てたよ」といったら、「息子からも電話もらったんだ」といった。で、「いま、母さんもテレビで見てるよ」と答えたら笑われたそうだ。
「なんだよ、テレビかよ、テレビで見るくらいならおもてに出てホンモノ見たほうが御利益あるかも知れないのに」と自分でこたえて、はじめて「あっ!」と気づいた。朝方とおりが騒がしかったのはそのせいかと、やっと分かったのだった。
くだんの女友だちは、そんな身近で見られるとは思わなかったよし。自分のまわりでは騒ぎは聞こえなかったというのだ。
なるほどなあ。ところどころで見られるのは一生に何度かあるとしても、こんどのように九州から関東にかけての広域で見られる偶然が1000年に一度。特に今回の金環日食では、「東京都の東端、東京湾沿岸部を中心線が通る」ので、
[都内全域が金環帯の中に入ります。
したがって東京都内では、最高の条件で日食を楽しむことができます。
特に東京湾沿岸部に近いエリアでは金環継続時間が5分に達し、真円の太陽リングが見られ、今回の日食としては国内最大級の素晴らしい金環日食を観察できるでしょう。]
と、それこそ最大級の期待を込めて書いてあるホームページもあったくらいだ。
しかし、太陽だろ? いつだって拝めるはるか遠くのものだろう。それが、どこからも見られる好機が1000年に1回とはなあー。
やはり見ずに損したか!
(画像は産経新聞からのパクリ!)