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おとといから、お竜さんシリーズを見ている。
ヤクザ映画である。 俺はヤクザは大嫌いで、ヤクザなど人間のくずだと思っている者であり、したがってヤクザ映画も昔から見なかったが、中村錦之助主演の股旅三大名作(『瞼の母』・『沓掛時次郎 遊侠一匹』・『関の彌太ッペ』)と、このシリーズだけは別だと思ってきた。 それにしても、ヤクザ映画が1960〜70年代全共闘と、同時代のゲバルト世代に受けたというのはなぜなんだろうと思ってきた。 それがつい数日まえ、市川雷蔵の『忍びの者』シリーズの1本と、トム・クルーズ主演ヒトラー暗殺映画『ワルキューレ』を見くらべて図らずも分かった。両者のちがいは後日書くとして、ともにテロリズム映画である、という指摘だけはいましておこう。 そして『緋牡丹博徒』もれっきとしたテロリズム映画の系譜に入るだろう。 『緋牡丹博徒』シリーズは1968年9月から1972年1月公開まで全8作つくられ、きょう見た『緋牡丹博徒 一宿一飯』はシリーズ第2作(1968年11月公開)、監督はシリーズ生みの親・鈴木則文である。 前作で父を謀殺され、一家を乗っ取られた矢野組お竜が、旅の途中に立ち寄った地が上州で、映画は冒頭タイトルバックでお竜さん・藤純子の、安来節の太鼓さばきをたっぷり見せてもらえる。 しかし、結果的に8作までレギュラー出演となる熊坂虎吉・若山富三郎の、義理の兄弟分お竜に寄せるベタ惚れぶりも演技過剰、押しかけ舎弟玉川良一らのギャグも邪魔でしかなく、「こら失敗作だわ」と思って見てたが…… うーん! 鶴田浩二が出てきてから見事に画面が締まった。 お竜映画にはお竜をサポートする男優・粋で腕っ節の強い侠客がかならず登場するが、鶴田浩二の役どころはなんでこんなにいいのだろう。『緋牡丹博徒 鉄火場列伝』(第五作)でも『緋牡丹博徒 お命戴きます』(第七作)でも惚れ惚れした。 今回は風間周太郎というやはりヤクザだが、「ヤクザはしてても、背中にキズ(入れ墨)は入れてねえぜ」が矜持の男で、このセリフがあとのお竜の決めぜりふの伏線をなす。 菅原文太兄ぃが、本作ではなんと憎々しい敵方の用心棒で(笑)、お竜危うしというところで鶴田が割ってはいり、文太に向かって吐くセリフ、「俺が斬られる時は、ふところのドスはてめぇの腹に突き刺さってるぜ」にしびれた! 本作のテーマは男と女の切っても切れない愛の力でもあり、そのテーマがきわだつ時、お竜も風間もはみ出し者でしかない。 今回、西村晃と白木マリが、いかさま壷振り・弁天のおれんとその情夫・半目の安を演じて鮮烈な印象を残す。じつは安は、おれんの元の男と恋路を争って男のシンボルを切られた。 そんな2人を世間は嘲笑し、おれんを極悪非道の天津敏・笠松弥一郎は、渡世のしきたりをカサに慰み者にする。果てはいかさまがばれたといって、おれんをリンチで半殺しにする。身体を張っておれんを救出する安。 その2人に遭遇するお竜と風間。 お竜は笠松に親分戸ヶ崎栄助・水島道太郎を殺され、自暴自棄の菊地勇吉・村井国夫と、親分の忘れ形見戸ヶ崎まちを、なにがなんでも添い遂げさせたい。 笠松にだまされ、だいじな生糸製造の権利書を勇吉と引き替えといって取られたうえ、レイプされて生きたしかばねになったまちに、竜は諸肌脱いで緋牡丹の入れ墨を見せる。 わたしは汚い、けだもののような男に汚されてしまった、勇吉さんに会わす顔がないといって泣き崩れるまちに、 「女だてらに、こぎゃなもん背負っとっとよ。だけん、まちさんの気持ちば、よーお分かりますばい。女と生まれて人をほんとに好きんなった時、いちばん苦しいのは、この汚してしもた肌ですけにね。消えんとよ、もう、一生。 だけんど身体じゃなかとよ。人を好きになるのは心だけんね。肌に墨は打てても、心にゃだーれも墨を打つことはでけんとよ」 お竜はそういって諭すのである。 だが、けっきょくのところ勇吉は殺され、怒り心頭のお竜は相棒を闇討ちで殺され、残った馬喰の七・山城新伍を引き連れ笠松の事務所に殴り込みにいく。 途中、風間がくわわる。 「筋がちがう」と助っ人を固辞するお竜に、 「俺の勝手でついて行くんでさあ。ここは俺の育った土地なんだ。その生まれ故郷をダニどもに居着かれたんじゃ寝覚めが悪い。俺の死に場所としてもちょうど良いから」 そういって死地にお供するのである。 「いいか。俺のそば離れるんじゃねえ」って、鶴田さん、お竜さんは一人でも頑張れるんだけど。とはいえ、それもあとだからか。この頃はまだシリーズ化決定されてなかったのか、やはり誰かが支えてあげなければ不安定なお竜さんでした(笑)。
by web_honta
| 2012-04-08 22:58
| 映画大好き!
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