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『いのちの戦場 アルジェリア1959』に出演したブノワ・マジメルがこんなことを言ったという。
「アメリカがベトナムを描いたように、フランスもアルジェリアを描かねばならない」それが前述作品だと。 アメリカがベトナムを描いただと? ベトナムの何を描いたというのだ。まさか、ベトナム戦争をいっているのではあるまいな。間違っても『ディア・ハンター』を差しているのではあるまいな。『プラトーン』『地獄の黙示録』など、アメリカ製ベトナム戦争映画のどこがベトナムだというのか、バカヤロウ。 その前夜、また前夜、スカパーで録画した映画『戦争と人間』(全三部作、合計9時間超)を見ていた。 映画『人間の條件』(共に原作者は五味川純平)もそうだが、なぜかネットでの日本映画の話題にとんと語られない作品だ。そう思ってアマゾンレビューを読んだら、BOX特典が良さそうだ、いや、それよりなにより、右傾化いちじるしい今こそ、手元に置くべき作品だと思ったら最後、仕事もやめて窮乏生活というのに大枚2万超(中古でもこの値段!)はたいて買ってしまった。それが今日届いた。 日活だからと手を出したのだ。 なぜなら、熊井啓の『日本列島』『帝銀事件 死刑囚』(共に白黒)が、DVDソフトにはムゴイ映りの液晶テレビにしてはかっちり映っていたからだ。他社作品ではここまで金はかけてない。例外に黒澤作品があるが。 だが、カラーは『愛する』もダメだったので、今度もカラーのせいだからと早合点したが、ワーナー製、黒澤の『夢』はモブシーンの顔でも四角につぶれることはない。 やはり、それほど力を入れてないということか、という画質云々バナシはここまで。 かんじんの作品を語る。 まず、このような作品を作り得た日活という会社の底力、実績、しかも、当時斜陽といわれた中にあって、文字通り社運を賭け、オールスター企画でこの一作を世に問うた心意気を讃えたい。 先にも触れた熊井啓作品。旭だ裕次郎だとノー天気な、毒にもクスリにもならぬ無国籍アクションを連発しながら、こういう社会派、反戦映画も作っていたのだ。さらにはロマンポルノまであるというご愛敬。このような製作方針は他者には見られない。 そして、やはり買って良かったと思ったのは、オマケの妙。 出演者の一人、山本圭インタビューに、第三部のソ連ロケのこぼれ話や、伯父である監督を語る中に、“幻の第四部”企画の話が登場することである。 本作は、最初五部作の予定で作られた。最後は東京裁判まで行って、無謀な戦争を指揮した軍人や、それを支えた財閥関係の登場人物たちも裁かれるはずであった。しかし、資金が続かず三部で打ち止め。ノモンハン事件がクライマックスとなってしまった。 それでも本作は記念碑として映画史に燦然として残る価値を持つ作品であることは疑いようはない。 ここには日本人のみならず、日本に蹂躙され、国土も人心も滅茶苦茶にされたアジアの民である人々もしっかりと登場して群像ドラマの一雄を担っている。 日本人が中国語、朝鮮語を語る可笑しさはあるものの、アメリカ映画が描くベトナム戦争のベトナム人とは違い、みんな堂々と互角に張り合っている。白永祥、徐在林、名前と共に彼らの活躍場面がいつまでも忘れられない。 中でも忘れがたい第三部完結篇。オープニングのタイトルバックに流れるのは南京虐殺に連なる侵略軍の行進だった。そこには昭和天皇も映っている。 この物語の中盤。従軍した標(しめぎ)耕平=山本圭たちを兵とする部隊が中国の寒村を襲撃する。パルチザンに荷担した罪で住民を皆殺しにする(イラク戦争と同じ構図だ)。その際、女を犯し、子どもをも刺殺、銃殺することを命ずる上官。耕平は逡巡の果てに拒否する。それどころか、上官の銃を阻止する。 「何をするか、貴様は!」 と銃床で殴られる。倒れた耕平をなおも、殴る、突く、蹴る。 「隊長、やめてください、標が死にます」 止めに入る戦友。だが、抗命罪は死刑にも等しい。 「敵に内通する者などこうしてくれる」 と叫んでなおも銃床で突く上官。 あわやというその時—— 銃声。敵襲。攻勢に出た八路軍が、日本軍に対抗して村を救いに駆けつけたのだ。 「八路のおじさん!」 駆け寄る少女。少女を抱き上げる兵士。そこに佐藤勝の勇壮なテーマ曲がかぶさり、雪崩をうって敗走する日本軍と追撃する中国軍ゲリラの勇姿が捉えられる。 こんな場面がアメリカ製ベトナム戦争映画のどこにあると言うのか、このヤロー。 第一部、第二部の考証を手がけた沢地久枝さんの痛恨、痛憤の解説も胸を打つ。 沢地氏はまた、原作者の原作資料集めにも関わり、私設秘書の役目をしたほど『戦争と人間』には関係が深い。そして、五味川純平といえば、その戦争小説がすべて自身の戦争体験の投影といって過言ではない。 映画『戦争と人間』のクライマックスはノモンハン事件と書いた。五味川氏は兵としてノモンハン紛争にも従軍、150何人かいた戦友はほとんどが戦死。生き残った4人か5人のうちの一人だったという。 ノモンハン紛争は正しく消耗戦、精神戦、兵站もまともに考えない無茶苦茶な戦法、特攻魂が行き着く先を如実に現わし、まともな人間ならそれを教科書に以後の無謀な戦い方はしないものだ。 それがミッドウェーや大和出撃の愚をも繰り返して悲劇の沖縄戦を導き、ヒロシマ・ナガサキの惨状をも招いた。幾多のアジア人民を苦しめた罰を、沖縄・広島・長崎の犠牲におっかぶせて、今また愚かな過ちを繰り返そうしている。 ベトナム戦争に荷担し、イラク戦争では兵まで送ってしまった。 原作者や監督・山本薩夫の草葉の陰での慟哭が聞こえぬか。 ●参照リンク●●[ひまわり博士のウンチク]から『山本薩夫「戦争と人間」』
by web_honta
| 2009-08-20 15:51
| 映画大好き!
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