ちょうど今ごろ……そう思って日記を見返したら明後日だった。イラクで高遠さんらが反米武装勢力の人質になった事件だ。自衛隊を撤退させなければ処刑するとまでいわれていた。
ほどなく被害者家族が現地テレビに出た結果のイラク市民の反応を知り、俺は人質解放を確信した。水面下の動きをNPOのニュースレターで知っていたことと、第一に武装ゲリラとて元は“生活市民”だからだ。この視点が欠如してテロリスト呼ばわりだけがまかり通る。
米軍が包囲したファルージャでは動くものはすべて標的にされ、救急車までが狙われた。ガザ虐殺の見本はすでに5年前にあり、その米軍が見本としたのは独ソ戦初期のモスクワ包囲戦——兵糧責め下の虐殺殲滅戦といわれている。この報道がまったくなされていなかった。
目の前で家族や恋人が殺され、世界から孤絶させられれば人質だってなんだって取るだろう。その事実を教えない日本の報道自由ランクは50位台。そんな国が北朝鮮を笑えるか。
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オマケ(笑い)。
今日は、おとといマッドアマノのパロディタイムス掲示板「怒りと嘲笑の投稿」に投稿した拙作を無断転載します(嬉)。
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タイトル:
誤報騒ぎ列島混乱 北ミサイル(2009年4月4日夕刊)
本文:
青森県・深浦漁業協同組合の森長保組合長(68)は、集団操業中の漁船の位置を確認するため、何度も電話を手に取るが「漁の最中だから、なかなかつながらない」と心配そうな表情。漁を終えて秋田県・八森漁港に戻ってきた男性(58)は「今はメバル漁の掻き入れ時。漁を休むことは考えなかった」と話したが町に流れるアナウンスを気にかけていた。
臨時ニュース臨時ニュース。ただいまの記事に誤りがあります。
正しくは以下です。
虚報で騒がせ列島攪乱「来た! ミサイル」(2009年4月3日遅れの四月バカ)
青森県・深浦漁業協同組合の森長保組合長(68)は、集団操業中の漁船の位置を確認するため、何度も電話を手に取るが「漁の最中だから……」と心配“損”な“仏頂面”。漁を終えて秋田県・八森漁港に戻ってきた男性(58)は「今はメバル漁の掻き入れ時。“こんなくだらないバカ騒ぎで”漁を休むこと“など”考えなかった」と話した。町に流れるアナウンスなどには鼻もひっかけないでいた。
*註:
元記事はウェブ東京新聞4月4日付夕刊