なんで、これ、見たかな(笑)。2003年封切りだってばサ!
最初は『鬼平』だよ、『鬼平』。テレビの『鬼平犯科帳』は珠玉の第一シリーズ14本を買ったんだ。『鬼平』のレギュラーってのは、女性陣でいうと鬼平の奥方、密偵おまさと有名どころが二人いて、これって多岐川裕美と梶芽衣子だから、スケベごころで連想すれば『聖獣学園』と『女囚701号さそり』なんだよね(笑)!
タランティーノ!(爆!)
で、『鬼平』にもどれば、劇場版『鬼平犯科帳』にインスパイアされて、先述の連想に結びついた。そのなかで梶芽衣子『恨み節』が「この」映画のエンディングで歌われてるということから、この映画『キル・ビル』が無性に見たくなったというわけ。
『キル・ビル』をアマゾンでかけたところ、「お客様は、2009/7/7にこの商品を注文しました。」と出てきた。確かに当時の日記をひもとくと『キル・ビル』は出てきたものの、印象は薄いようだ。
しかし今回——6年ぶりに見たのか? その間にも見ているはずだが、今回ほどぶっ飛んだ印象はこれが初めてだろう。
ラストのバイオレンスの凄さは、映画何本か分の溜飲を下げて余りある勢いだ。手が飛ぶ、足が飛ぶ、血糊じゃぶじゃぶ、最期、頭が切れるのはやり過ぎだが(笑)、エンディングはたしかに梶芽衣子の『恨み節』フルコーラスだった。
思えば栗山千明も……最近は『アリスの棘』で見たばかりだが、12年経つのか!
『キル・ビル2』も衛星放送を録画していながら、その録画は残ってないし、市販品も買ってないということは、やはり当時はそれほど印象に深くない、この手の映画への免疫が不足してたということだろう。
が、今回は欠番の「2」を、即注文した!(笑)
老いて点数が甘くなったのではない。余計なこだわりがなくなったのだ。映画の面白さを素直に楽しめる目が磨かれたのだ。
●絶唱! 梶芽衣子
●●『恨み節』