マイケル・ホイ、っちゅうと名前も顔も全然ちがうアジア系だが、マイケル・ベイが出てきたら〈どうしようか!?〉と「はた」と迷ってしまう。というのも、この監督の作品群にはあの『アルマゲドン』と『パールハーバー』が並んでるからだ(笑)。
だから、〈俺が面白いと思ってるのはミーハー思考だからで、正当に評価したら凡作、駄作の部類とちがうだろうかなあ〉と自信が全然なくなってくるのだ(それは自分の主体性のなさに呆れるべきだ!)(笑)
しかし、アマゾンレビューで見たらけっこうな好評が立ってる。それで安心した(それがダメだっちゅうの!)(笑)
きのう、『007』以外のショーン・コネリーを『ザ・ロック』に見た。その監督がマイケル・ベイ。1996年作品は劇場でも視聴。画像はラストのいいところでのニコラス・ケイジ。この場面に『プラトーン』(1986年作品)のラストシーンを連想したのは俺だけじゃないだろう。
昔は——この場合、「昔は」に「さらに昔」と付け足さなければならないくらい「大昔」になっちまったが、その頃にはハリウッドのドンパチ映画を好んで良く見ていた。芸術派志向のこの俺が(ホントかよ)(笑)。
有名なアルカトラズが刑務所島なんて知らなかった、っていうか、刑務所島だから有名だったのか(恥)。しかし、これはそこから脱走する囚人の話ではなくて、そこに立てこもってアルカトラズ島からサンフランシスコに向け、VXガスを積んだロケットを撃ち込もうという話だ。サンフランシスコ80万市民の命が惜しかったら大金を払えと脅すテロリスト集団と、それを阻止する特殊部隊との駆け引きと戦いを描いた映画だ。
ここに一役噛むのが、ショーン・コネリーで、その役どころがイギリスの秘密情報員ってんだから「007」にかけてるのは見え見え。そんな007がなんで捕まったの? という疑問も、脅し取った金は、国家がこれまで使い棄てにして見殺しにしてきた非合法作戦兵士と遺族に払え、という大義名分はこの際どうでも良く(笑)、要は難攻不落の刑務所島に入り込み、テロリスト側のスキを突いての殲滅めざし、その案内にアルカトラズの地理を熟知したショーン・コネリーを、恩赦と引き替えに使おう、そういう話をからめた大型アクションだ。
「そんなのに命賭けるなんて御免」と逃走図ったショーン・コネリーを、「追え」「捕まえろ」とのアクションまで用意、全篇これ見せ場という忙しい構成になってる。いやはや、よくそこまで考えるもんだと感心させられた(笑)。そういう点は日本も見ならったらいい。昔みたくじっくり見せる名作なんか、どうせ作れっこないんだから。
送料別100円から中古品がある。
DVD途中で2、3秒静止する部分があるが、「片面・二層」の表示のあるディスクでは、一層目から二層目への切り替え箇所で画像が一瞬静止する現象。故障ではない。