2014年7月25日公開、ハリウッド版『ゴジラ』に先駆けて放った、雑誌「pen」の「ゴジラ特集」(上画像)が熱い!
それにしても、おそるべし! ハリウッド。ハリウッドが乗り出せば注目度もダントツUPする。
ネットで「Godzilla」を検索すると(もちろん「ゴジラ」じゃない、横文字の「Godzilla」)、じつにたくさんのゴジラ画像が出てくる。
画像は、「こんなに大きく」という例にふさわしい場面をさがしてたところ、なんとそのまんま、俺が買った雑誌penそのものが出てきた。それが上画像だ。
見開き全部がこの画像のとおりなのだ。あのカット写真があんなに大きく使われるなんてはじめて見た。
これを筆頭に、メイキング写真とともに、「復活ゴジラに寄せるメッセージ」「ゴジラとともに生きた時代の証言」などが関係者の口から語られる。「そんなにあったのか」とビックリしたのは「全28作品」「ゴジラ映画」、その「ストーリー徹底解説」は資料価値十分だろう。
オマケの綴じ込みが「新旧特大ポスター」ってんだが、平田昭彦の片目眼帯と右頬のケロイドも無残な「旧ポスター」はあれど、「新」はどれだとさがしたが見つからず、気がついたら「旧」の裏だった(笑)。
セコイよなあ。ポスターというくらいなら別々に付けろよ。貼って飾ろうと思っても裏になったら見られないじゃないか。
しかし、そう思って振り返れば「あれは何だったのだろう」という気がする。
1998年作品、ローランド・エメリッヒ監督の『Godzilla』である(笑)。
ありがたいことに、映画評論家町山智浩のサイトで熱く語っていた。それによると「アレはなかったこと」なんだそうだ。それなら納得、それなら「エメリッヒなど死ね」「死ね」「呪い殺してやろう」という怨念も鎮まった(笑)。
●ゴジラリンク−1●●[MIYEARNZZLABO]より
『町山智浩が語る2014年ハリウッド版ゴジラが素晴らしい理由』
それで予告編を見つけた。
●ゴジラリンク−2●●ユーチューブより
『予告篇・Godzilla』
いま、じっくり見ました。
これは凄いよ。ゴジラの雄叫びもそうだが、イントロが完全に元祖『ゴジラ』だ。うれしいくらいのオマージュだ。今度だけは期待してみることにしたい。
ガンバレ! 新生Godzilla!
最後に、アマゾンのカスタマーレビュー。これ読むと、俺が常々疑問に思ってきたこと——日本映画を殺してるのはほかならぬ日本映画界=日本の映画会社だ! ということが痛感される(怒)。
●ゴジラリンク−3●●『ゴジラ』に熱い声、耳寄りなネタ、蘊蓄等いっぱい!
アマゾンレビュー
あと、もうひとついわせてもらえば——
放射能怪獣なら日本にはエサ場がいくらでもあるだろうが。なぜ原発を狙わないのかね。それはゴジラを誘導しているのが、じつは人間だからだ。日本の体制側の人間にとって「原発」という弱味を露呈することは原発の「否定」につながりかねないからだ。
けっきょく「ゴジラ映画」もタブーは「原発」ということなのだ。なーんだ。