「創る」ということにおいて妥協を許さない作家というのは、常に素晴らしい仕事を成し遂げるものである。それが一見一般受けしないように見えるものでも、全身全霊を賭けた結果はどこかしら後光が射している。
黒澤明という人の作品は全部とはいわないがかなりの数見ており、その人となりを紹介する本も何冊か読んでいる。偉人伝ではないから、かなり辛辣な批評もはいってる。手放しでないが思い入れはたっぷりだ。
以下に紹介するユーチューブは「1981年対談」と題してるから、生涯で30本監督している黒澤明の18作目『隠し砦の三悪人』(1958年作品)は、なんと! 1981年放映だったということだったんだな。最後にちらっと見えたから、これは高島忠男解説の「ゴールデン洋画劇場」(毎週金曜放送)の際の録画で、俺もリアルタイムで見たクチだ。
●懐かシネマリンク●●あの頃テレビ
『黒澤明 81年対談 千秋実 藤原鎌足 上原美佐』
しかし、あの当時、なかなかやらなくてね(笑)俺もやきもきさせられた。
というのもこの黒澤企画、初放映の『用心棒』『椿三十郎』あたりは「次回放映作」として見られたが、それ以降の間が開いていて待たされることしきり。『七人の侍』が見られるまでいったいどれだけ待たされたことだろう。当時の年賀状で、「今年放映しなかったらフジテレビに火を点けるぞ!」と書いてたくらいだ(笑)。
コメントのなかに「凄い動画だ」と絶賛してる人もいたが、同感! よくこんな動画をアップしてくれました。俺からも感謝です。というのも81年といえば俺は30。おかげで一気に倍以上も若返った気分だから(笑)。
これも上げとくわ!
いやー、凄い人たちが生きていた時代があったんだよな。
●懐かシネマトークリンク●●あの「さいなら」おじさん、
『淀川さん黒澤映画を語る』