おおっ! ネットで㊙の文字が変換されるようになったか。これまでは「マル秘」ならぬ「カッコ秘」でクサってたものだが、これで晴れて紹介できる(笑)。
もう幾昔まえかも忘れたが、ある女友だちの口から出たことばを思い出す。
「あなたの内なるマゾ性は子供のころ入園してた収容施設の体験に由来するのでは?」
神妙な顔つきして、まるで『羊たちの沈黙』クラリス・スターリングならぬFBIの心理分析官よろしく分析。
するとサド性は何に起因するのか。マゾ性転じての復讐願望で、欲望の対象たる異性が破壊されることに恍惚、嬉々として愉悦するのであろうか。見るもの聞くものだけに飽き足らず、下手の横好き敢行、小説書きにまで発展させるのであろうか。
昼間、アマゾンで『大奥㊙物語』を注文した。名にし負う東映時代劇である。ヤクザ路線に傾倒するまえの、エログロ・ポルノ時代劇路線の名作(迷作?)である。
注文した直後「しまった!」と思った。ほんとに欲しかったのは『徳川女刑罰史』であった。その1シーンがアップした上画像だ。大奥刑罰絵巻のうちの、画像は「尼寺ドジョウ鍋」の刑!(笑)
分かります? 尼さんがリンチで他の尼さん連中から風呂に入れられてる? そうじゃないよ。煮立った湯の中にだ。ドジョウ鍋だと豆腐を入れるんだが、裸の女の人のはいってる中にドジョウ入れたらどうなる? 「アッチッチ!」とあわてたドジョウさん、隠れる豆腐がないからどこに入る? というわけで……
こんなことばかり書いてると、ただでさえ少ない読者がますます減るなー。いまも「減る」と変換するつもりが、「hell」と出たぞ(笑)。まったく地獄の鬼畜変態ブログだからな(恥笑)。
つい最近、市販のDVDをざっと数えたところ、320本あった。これを死ぬまでに500本にするつもりだ。といって、欲しい映画なんかそんなにはない。厳選して200本がせいぜいで、300なんて水増しだ。
で、こないだ、買おう買おうと思いつ、高かったりして敬遠してきた『サンチャゴに雨が降る』をとうとう買ったが、これからの200本はそういう「洩れソフト」で埋めていこうと思った。
その手はじめが『大奥㊙物語』というわけだ。
まだ『七人の侍』も入れてない。なぜなら、『七人の侍』は1954(昭和29年)年公開のオリジナルのほか、黒澤明が1961年の『用心棒』で入れた「バサッ」「ビシュッ」という斬撃音(人を斬る音、鎧を叩く音など)を効果的に入れた、1991年リバイバル版があるというのだが、そのほかにもある。
きのう東宝への電話で、担当者は2バージョンきりないと答えてるが、2011年5月3日、CS日本映画専門チャンネルから録画した『七人の侍』を持ってるが、2箇所どころではない。斬殺する音、槍で突き殺す音、鎧を叩く音はもちろん、弓矢が雨を切って飛ぶ音、それが逃げる百姓女の背中に突き刺さる音、野武士が落馬して土砂降りのぬかるみに落ちる音など、正確に見つけるとなると大変なくらいだ。いずれすべてチェックして東宝本社に話を聞きに行くつもりだ。
うっかり失念してたが、今年は『七人の侍』の製作・公開60周年なんだよね。あらたな気持ちでいろいろ調べたい。なーんか、初めて見た時の興奮にさかのぼった気持ちだ。ついでに60年若返ったりしてな(笑)。
追記:「思い入れ映画10選」に入れましたが、もちろん『七人の侍』のほうね(笑)!