このところ「思い入れ映画ベスト・テン」とか書いてるが、最初に書いたのは去年の9月。そこではタイトルだけ10本書いてるが、いま思ってるのと大分違ってる(笑)。3/200!
まあ、思い入れなんて時の移り変わりによって変わるもので、この際、恥ずかしながら『愛と死をみつめて』なんて暗いのは忘れることにしようや(汗)。
それより、こないだアマゾンから取り寄せたジョディ・フォスター主演『羊たちの沈黙』をさっき見て、懐かしいやら作品世界にとっぷりと漬かってわくわくするやら、これぞ思い入れ映画だ、間違いない!
ジャンル分けでいえばハリウッドのアクションなんだが、サスペンス面でも抜群のドキドキ感。特にラストの、クラリス・スターリング捜査官ジョディ・フォスターがサイコ犯を追い詰めていくシーン(画像)、追い詰めつつ実は追い詰められてもいる究極のホラーシーンなんだが、実にコワイ! 映画館で見た時よりDVDの鮮明度により数倍怖くなってる。
しかし、『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター博士を演じ、以後何本かある続篇?でも同役を演じて圧倒的存在感を示したアンソニー・ホプキンスといえば、俺にとっては『エレファント・マン』(1980)のトリーブス医師だがなあー(笑)。
あれから11年、『羊たちの沈黙』の製作・公開は1991年ということだが、同時期、ケビン・コスナー主演・監督の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990)も見ていた。それまで映画といえばビデオで、直接劇場に出かけることなんかなかったのを、このころにはそれこそ10年ぶりくらいに直接映画館の大スクリーンで封切り鑑賞したものだった。
ちなみに1991年の年賀状には、「我が家のビデオベスト5」として『七人の侍』『Z』『風の谷のナウシカ』『ワールドアパート』『十二人の怒れる男』があげてある。
いま、別のこと思い出した!
メガネが全然合わなかったんだよ。つい最近、ひさしぶりにメガネを新調して、そういや、昔、映画の字幕がぼけぼけで見えなくて、しかたなくメガネ屋にでかけて大枚はたいたのいつだっけ、と思い出してたが、『羊たちの沈黙』だったんだよ(爆)!
それが1991年かぁー。俺、何してたんだろ。ちょっと「記念日」と銘打った自分史年表見てみるわ、待っててや。
「ちょっと待っててね」とかいって、実はエライ手間食った(笑)。
細かいこと書いてもしかたないので、それは省いて、「テキスト本間40年史」というからには20年以上もまえのものだが、それによると1991年は「雑居同盟発足」とある。地元の障害者集めて、地域に根ざす足場づくりのような運動してたのだが、まあ、不発だったんだけどね(恥笑)。
そんな時に見た映画は、いい気晴らしになったことだろう。
この年、正月元旦付で[東京23区の電話番号が10桁に(03の後に3が付いた)]とウィキペディアにはある。
2月27日、多国籍軍、クエート解放、湾岸戦争だ。
4月1日、東京都庁が千代田区丸の内からいまの新宿区西新宿に移転した。
アメリカはブッシュ、ソ連はゴルバチョフの時代で、7月31日 、第一次戦略兵器削減条約(START I)調印。冷戦の実質的終結、といわれている。
国内は海部(かいふ)が10月退陣、11月に宮澤内閣が発足した。
そして暮れも大詰め、12月25日にゴルバチョフ大統領が辞任してソ連が崩壊、共産主義は「冬の時代」に真っ逆さまだ(笑)。
『エレファント・マン』については、また今度——