キネマ旬報データベースで見ると、『白い巨塔』は海外では『The Great White Tower』と呼ばれてるらしい。
さて、二回目の紹介は、この田宮二郎版『白い巨塔』をみんなに見てもらいたいのだが、どうしたら見ることができるかを案内したくて記事にした。
まず、DVDだが、きのうも書いたが、ふつうの庶民の手が出せる値段ではない。
そこでネットというわけだが、基本、俺はネットの雑な画像と、割れたような音声で映画は見たくないが、この際、ぜいたくはいってられない。雰囲気だけでも、と視聴環境を確かめたところ、どうしても見られない回が四回分出てきた。
だから、俺とおなじマック環境の人には、第3・7・28回、そしてこれが痛いが、最終回の第31回は見ることができない。
そこで清水の舞台から「エイヤッ」と飛び降りる気分で2万8000円だけ出費することにすると、こういう手が考えられる。
映画の『白い巨塔』を併用するのだ。
『白い巨塔』は、前半で医学部の実権を左右する教授選と、後半での誤診——佐々木庸平という患者を殺して遺族から訴えを受ける、誤診裁判の帰趨と、二度の山場を用意して「医師の良心とは何か!?」が問われる内容となっている。
きのう、31回分のインデックスを引き出し、映画にもなってる「佐々木庸平の癌の見落とし(誤診)と死と遺族側の訴え(誤診裁判)」がどのあたりか確認した。すると、第20回に「第一審敗訴」とある。
この敗訴は患者側で、象牙の巨塔の横暴に立ち向かい、果敢な闘いを展開した遺族側に、財前側は金にモノいわせて貴重な証人をつぎつぎ黙らせ、患者側敗訴に導いた過程が映画版(1966年大映、山本薩夫監督)のすべてだった。
そこで、すでに買ってある映画『白い巨塔』(収録時間150分)をテレビの20回分とし、残り第21〜31回までが、ちょうどいいことに(「10回じゃない、11回だ」って? 1回分くらい大目にみろ)(笑)BOXの3(「誤診裁判第二審」)に収録され、それが2万8000円なのだ。
これからのみなさんは映画版『白い巨塔』も買わねばならないが、このほうは新品でも1745円(送料込み)となっている。但し、BOXもそうだが、くれぐれも唐沢寿明版と間違わないように!(笑)
俺も来年は買いたいと思ってる。
なぜなら来年2015年の大晦日「ひとり映画会10時間」は急遽「テレビドラマ10時間」として『白い巨塔』を企画するつもりだからだ。映画『白い巨塔』2時間半プラス、ドラマ部分『白い巨塔』10回分が45分×10回(1時間半×5回)で7時間半、合計でちょうど10時間……(嬉!!)
こういうのも「天の配剤」というのだろうな(笑)!
え? 違う?
だから1回分は大目にみろって(笑)!