ひょんなことから5年の年月を考えた。隣の住人に引っ越しのあいさつを告げられたからだが5年はこちらの事情で、いま住んでる5階に越してきたのが5年まえなのだ。
それまでは「10階のモスキート」だったが、とうに仕事をやめた身に2DKはぜいたく、「無駄に広いばかり」とも感じ(ウソ! 「家賃が払えない」がほんとの理由)(笑)、空きが出たことをいいことに引っ越し(こういうのも「引っ越し」というのか?)に踏み切ったわけだ。
当時の日記を振り返ってみた。
2008年10月28日の日記の該当項目は「がらんとした部屋で…」と題し(笑)、厩橋をわたった川向こう(墨田区)に洗濯(コインランドリー)に行った帰りは薬局からバルサン2個を買ったものの、「となりの部屋には子供」と知って躊躇している。
結局この時は、「ウチもこの機会に焚きますから」といわれ、隣とこっちでバルサンを焚くことになったわけだが、ということは赤ん坊の泣き声も最初からだったわけだ。
それが五歳——大人の5年くらいはどこといって代わり映えしないが(笑)、子供の5年は赤ん坊から達者に歩く子供に成長するのである。それを思うとひとしお、感慨無量だ。