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『眼の壁』は松本清張が、自分でも「わくわくしながら書いた」小説であるとか、ネットか何かで誰かがいってた憶えがある。いや、これは間違いなく面白いよ(嬉)。
DVDで映画にハマったが、それでなくとも小説は過去にも読んでるはずだ。なにしろ、70年代前半に文春が出した全集を用賀の技能開発学院に入寮していた時に全巻予約し、配達を待ちわびていたくらいだ。 手形詐欺が横行してた時代で——と、まえにも書いたね(笑)。ボケて忘れたわけではない。それでも書きたい(笑)。 『点と線』で事件を追うのは刑事だが、『眼の壁』にでてくるのは一介のサラリーマンだ。会社員が仕事を休んで(もちろん有給休暇、後半は辞職覚悟で)素人探偵になって、責任を取って自殺した上司の仇討ちをするんだが…… まあ、ネットじゃ、一般会社で1か月もの休みが取れるわけがない、それを助けて新聞記者の友人がいるなんてご都合主義もいいとこだ、と批判ふんぷんだが(笑)、人生に偶然や奇禍がないわけじゃない。 俺には全然、違和感などなかった。 映画を見ていて分からなかったことが、原作を読んで分かるということがある。 DVDにはオマケが付いていて、それが本篇とは別の「特典映像」というやつなのだが、「作品は完成されたものがすべて」と思う俺は、メイキングなどは無用だ。 しかし予告篇は別だ。 『眼の壁』の予告篇というのが不思議で——というか、予告篇にあって本篇にない例はよくあることで、『眼の壁』でのパクリ屋実行犯が、真相に迫った(こっちはホンモノの)探偵を射殺するシーンが予告篇にもある。 ところが、殺される多々良純も良かったが、若い時の渡辺文雄がワルを憎々しげに演じていて上手かったが、腹に一発見舞った多々良を、倒れたあとにもう一発、トドメに、という場面がある。 あれ? 本篇では一発だけだぞ。 そう思って原作を注目してたら、「あるある、ちゃんとあったじゃないか」(笑)、しかも、外国映画でやるように口に銃口を突っ込んで「ズドン」、このほうが確実に殺せる。そして、結果は「口がザクロのように割れて」と凄惨な死に様になる。 映画はそれをやろうとして、ある程度はやったものの、「やっぱりな」ということで自粛したのだろうと推察された。 手形詐欺は、巧妙な組織犯罪だった。背後に右翼団体がからんでいた(しかし、映画は「右翼」をぼかすどころか、いっさい無視していた)。右翼の資金集めのための横領でもあった。 「あんな正直で、まじめで、人情味に熱い関野さんがなぜ!?」「一方は死んで、一方はまだこの世に安穏と生きている、甘い蜜を吸って笑っている」「許せない!」徒手空拳、恩義と義侠と正義感で巨悪を追いつめる市民を佐田啓二が好演していた。 この人のお子さんが中井貴一だ。中井といえば山田太一さんのドラマ『ふぞろいの林檎たち』が有名だが、それだからというのじゃないが(笑)、この人、ぜったいいい人です。俺がいうんだから間違いない! そのお父さんだった(笑)…… というわけで、最近、佐田啓二の演技に注目してるんです。岩下志麻のだんな様の篠田正浩の映画の『暗殺』にもハマって、ここでなんと坂本竜馬になってるほか、最近買った『無宿人別帳』にも出てる。 しかし、ラスト! 海に飛び込むのが入水自殺で、ガソリンかぶって火だるまになるのが……ながくこの「焼身自殺」ということばが出てこず、つくづく俺もボケたもんだと思ったが(泣)、そうじゃなく(というために使いたかったことばだが)ネタバレで申し訳ないが「硫酸自殺」が『眼の壁』の最後だった。 映画は小プール(小銭湯)みたいなところに満タンにはった中へ悪の首魁が飛び込み、手だけ出して藻掻くなかに白煙濛々、というんだが、文章で書くとさらに凄い! いや、小説のラストシーンのほうが、はるかに映画を凌駕していた。 解説は当代一流の探偵小説評論家だが、それによると、『眼の壁』はこんなに長くなる予定じゃなかった、とか。どんどん話が展開して(清張ともあろう人が!)(最初に設計図を引かなかったのか!)(笑)、最後600枚になったとか。 え! 600枚? そんなものかと思ったのだ。文庫本の厚さからもっとあると思ったからだが、その時とっさに、無意識に思ったのは、最近、自分の書いた小説40枚とふつうの文庫本のページ数で、たとえばゆったり感のある新潮文庫『霧の旗』が、400字詰め10枚が文庫7ページと換算されたからだが、 「600掛ける7イコール……」 暗算して、いま読んでいる解説のページ数を見て「あっ!」とおどろいたものだ。 422ページ! 見事計算が合ったことにおどろいた。 ちなみに、俺が書いた、まだ続行中であるから実質ライフワークの『美鈴呪縛』は少女篇635枚、大人篇846枚、これを文庫本にすると端数切り捨て1400枚として140掛ける7イコール…… 980ページか。うーん!(笑)
by web_honta
| 2012-12-08 19:17
| たまには本でも
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