というか、政治がダメだから警官もダメなんだ。
警察がすべて庶民の味方だ、なんて思い込んでる日本人は、もう、あまり多くはないだろう。自衛隊が一朝ことあれば治安出動と称して無辜の国民にも牙を剥くように、警官だってしょせんは権力の番人。反原発デモで、官邸前抗議の人々に対し、警察の輸送車=カマボコが何台もならび、官邸と市民の間に立ちふさがってる光景が象徴的だった。
しかし、この記事はどうだ。
●うらやましリンク●●
[明日うらしま]から『ベルリンの警察はデモする市民の権利の擁護者である』
先の大戦での自国の戦争犯罪を徹底的に反省し、ナチの亡霊を断罪、一掃すべくあらゆる方面に目配りしてきたドイツにはるかに遅れを取るこの日本。
脱原発でもそうだった。
東日本大震災にともなう福島原発爆発と直後の放射能汚染の深刻化を受けて、いちはやく脱原発に舵を切ったドイツに比して、1年半経ったいまでも有効な対処ができず、それどころか原発再稼働を許した狂気の沙汰!
この恥をいかにして雪げるのか! いかにして軌道修正できるのか!(画像もリンクより)
『ヨーロッパ車イスひとり旅』の著書もある石坂直行という方が、日本に帰ってくるのがイヤになるというようなことを書いて、欧米の福祉に対する日本の遅れを嘆いていたが、以下のコメント(リンクより)を読むたびに同様の感想(嘆き)を持つ。
——デモ終了後の後日譚をひとつ。
にわか雨で雨宿りしていたら警備していた警官がやってきました。「デモは終了したから解散するように」と言われるのかと覚悟したら、なんと「パトカーの席が3つ余っているから乗っていかないか」というのです。
下の画像もドイツからだが、こっちのコメントにはこうある。
——ロスチャイルド欧州中央銀行に対してドイツの市民と行進しました! 脱原発デモでは無いようですが、ヘルメットを脱いで市民と共に行進する警官、素敵です…」(サイト[未来を信じて!~脱原発・〈ウェリス稲毛〉計画の縮小を~]より)
日本のデモでの写真もあるが、これは載せる必要はあるまい。
日本の恥をこれ以上見る必要はあるまい。