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12月8日は太平洋戦争、大東亜戦争というべきか、その開戦記念日である。昭和でいえば16年、西暦でいえば1941年だから、2011年の今年は70周年ということになる。おぎゃあ、と生まれた人も70の爺さん、婆さんになっている年だ。正に昭和は遠くなりにけりだ。
しかし、26年生まれの俺は、もちろん戦争の「せ」の字も知らない。戦争など、小説かドキュメンタリーか映画かなにかで知る以外にすべがない。で、俺ならやはり好きな映画で想像するほかはない。 そこで去年の大晦日、「一人映画会」と称して昼2時から10時間、若干の休憩時間をはさんで『人間の條件』大会を挙行した。時間表をつくるにあたっては、どこぞの地方の映画館で挙行された「一挙上映『人間の條件』大会」の上映時間表を参考にした(笑)。 (画像は[char_kobの自作DVDラベル!]より拝借しました) ビデオなどで見ると、映画は全6部ということになっているが、上映にあたってはあいだ休憩をはさんで第一部と第二部を前・後篇と分けて上映、つまり3回に分けて公開されたわけだ。いまなら、ビデオで一気に見られるわけだから、その時代を生きた映画ファンは、完結しないストーリーを、飛び飛びに見ながら、長い月日の空白を埋めて記憶をつなげて見ていたわけだ。 リアルタイムで見てない俺は、これをオールナイトで見たから、それこそ大晦日一人上映会とおなじ条件で、ふだんであれば寝ている時間を眠い目をこすって見ていたわけだ。この歳では金をもらってもできない(笑)。 五味川純平の原作も読んだ。反戦文学といわれながら、そんな内容の小説が1300万部という大ベストセラーになった時代があったというおなじ国が信じられない。 というのも2003年、アメリカに追随して無批判でイラク戦争に荷担し、憲法などくそくらえで自衛隊を戦闘地帯に派兵させたのだ。銃火をまじえなかったのは奇跡で、というよりイラク側による武士の情けだ。 長く、この映画は、俺にとって第1部と2部がすべてであって、第3部以降はどうでもいい内容のものに映った。自分のなかにある、軍隊を過剰に忌避する傾向によるもので、それが去年大晦日の「一人上映会」を機にして一挙180度変わってしまった。 そして、ここからの梶の運命は、すべて1、2部の梶の行動をひきずっている。すなわち、満鉄調査部勤務の梶は、兵役免除と引き替えに大陸から強制連行してきた中国、朝鮮人労務者の管理の元締めを引き受けたものの、あまりに理不尽、過酷な現場のやり方に憤然として怒り、憲兵にまで楯突いたための制裁として徴兵免除が取り消されたからだった。 1、2部では良心をつらぬき、しかし一時の逡巡や誤解によって何人かの犠牲者は出したものの、リンチと引き替えに、愛妻・三千子(新珠三千代)と決定的に対立してまで自身の人間の條件は貫徹したが、軍隊ではそうも行かなかった。古兵の強権が横暴をきわめ、正義がとおる世界ではなかった。 その中で梶は強くなった。徹底的に軍隊機構の理不尽と矛盾を身体にたたき込まれる過程で、弱い人間が叩きつぶされる現実も見せつけられた。射撃から早駆けまで、何をやらせてもダメな小原(田中邦衛)という二等兵の自殺を機に梶の中に軍隊組織に対する怨念が醸成される。 やがて砲声が間近に迫り、ソ連軍との戦闘で自軍は完膚無きまでに叩きつぶされる。 10余年の歳月をへだて、白黒がカラーになっただけでなく、こっちは満州伍代という財閥の御曹司が主役の、さまざまな人間模様をちりばめた群像ドラマとなり、クライマックスの戦闘場面も前者が北海道の原野を大陸に見立て、自衛隊を借り切っての偽装敵軍が、後者ではソ連赤軍協力のもとでの本格ロシアロケによるスケール感だった。 しかし、それでも戦争映画として『人間の條件』に軍配を挙げたいのは、「殺さなければ殺される」という緊迫感、痛さ感が、白黒映画ということもあって重みが『戦争と人間』よりも上なのだ。 『人間の條件』完結篇(5部・6部)で印象的なのは、敗残の兵となった梶が、わずかの生き残りを連れて死地を脱出する途次、開拓難民となった民間人を連れてあるくハメになってから先のエピソードだ。 「殺さなければ殺される」という理屈は戦闘だけのことではなく、弱みを見せたら即足手まといとされ、女が子どもを、亭主が女房を、そうやって生き残った者も、過酷な逃避行のなかで弱い者から死んでいく。その過程がつぶさに描かれるのだ。 岸田今日子が演じた慰安婦・竜子が忘れられない。いっしょに逃げた親友は、途中で挫折して倒れ、「眠いから死なせてくれ」といって見捨てて行かざるを得なくなる。梶に媚びまで売って、梶に三千子の幻影まで見せることになるが、ハメをはずして好き者の男と水浴した廉で、「君たちは、だから困るんだ!」と激しく叱責されたことで傷つき、「“君たち”ってなによ、やはりそんな風にしか見てなかったのね、だったらもう世話はかけないわよ!」と怒って列を離れる。その一瞬の隙を衝いて、陰に日向につけ狙ってきた民兵組織の手にかかり惨殺される。 凶器は鎌だ! 最初の絶叫から最後の断末魔まで数秒あり、ということは時間をかけて殺されたということだ。駆けつけた時は血の海のなかに横たわり、まだか弱い声を放つ虫の息だった。「こんなにしなくとも!」と、女とみれば味方の少女(なんと、中村玉緒が子役!)(笑)ですら強姦の対象にする桐原(金子信雄)がどの面下げての台詞かと思うが、それほどまでに凄惨な死に様だったということだ。 ここには、「それほど上等な台詞がいえるのかね、俺たちは彼らから見れば畑の作物を荒らし、女と見れば強姦する悪質な盗っ人だ」(つまりは侵略者として現地人から何をされても五分五分だ)といって、竜子を埋める穴を掘る梶に対し、「おなじ人間として満人を埋める俺はおかしいかね」と、せっせと敵兵の穴を掘る丹下(内藤武敏)や、軍人の父の薫陶を受け、ことごとく梶に反発する寺田(川津祐介)の成長と悲惨な運命など、見どころの多い完結篇となっている。 ●●元画像リンク●[char_kobの自作DVDラベル!]
by web_honta
| 2011-12-08 00:05
| 映画大好き!
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