このごろ白黒映画にハマっている。
「映画はシネスコ(超ワイド)!」と思っていた時期もあるが、それにならえば今は「白黒こそ映画!」である。あの巨匠クロサワが、ずっとあとまで白黒にこだわり、カラーを忌避してきたことでも分かろう。
それと最近は「原発」「命」「死」である。
新藤兼人監督『第五福竜丸』は1954年作品である。映画は、同年3月1日、アメリカのビキニ環礁における水爆実験に遭遇、被曝した第五福竜丸事件を、ドキュメンタリータッチで描いて映画史に残る傑作となった。
映画の内容、感想については近日記事にしたいと思うが、きょうは監督・新藤兼人氏が6年まえ、九条の会に招かれて語った講演会発言を起こしたサイトをリンクする。
独立プロ運営の大変さ、それでも「作りたい映画を作るんだ!」といった映画人の気概と、その意気地を見守る人々の目線など、ジャンルの別を超えて創作にたずさわる人々を励まし、示唆に富んだ内容となっている。
●●映画リンク●[映画人九条の会]から
『4・14映画と講演の集い 映画「第五福竜丸」について語る!』
(画像は映画のポスターだが……
映画『第五福竜丸』の海外版タイトルは“The Lucky Dragon No5”とのこと)