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ビデオを買って、だいいちに録画したい映画が黒澤明監督『七人の侍』と木下恵介監督『二十四の瞳』だった。しかし『七人の侍』は1980年代まで待たねばならなかったし、『二十四の瞳』もずっと放映はなかったように記憶する。 代わりに、ビデオを買ってすぐの正月、おなじ木下恵介監督の『野菊の如き君なりき』が放映され、これもひどく気に入っていた映画だけに、すこぶる“感涙”をふりしぼると同時に、長くお気に入りビデオライブラリーの座を占めることになった。 感涙。そう、木下恵介監督の映画は時に哀しすぎるのだ。常に弟の音楽家・木下忠司が劇伴を担当し、これがつらく、哀しく、胸に染みいるのだ。そのため、あまり何度も見たい映画ではない。 しかし、たまには見たい。 今回、3・11以降ということで、『二十四の瞳』は、要チェックというわけだ。命の瀬戸際の戦争映画が、3・11以後、以前は感じられなかったリアル感をともない、人の生き死にを描く映画が、これまでになくとてつもなく身近に感じられるのだ。 原作は壺井栄(初稿時「住井すゑ」は『橋のない川』のまちがい、恥ずかしい!)。 瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、教え子と先生の交流に、戦争の影が差す。成人した子たちが兵隊に取られ、戦後再会するものの、何人かは亡くなっている。その哀しみまでも引き継いでいき、平和の尊さを伝える反戦映画の大傑作でもある。 見どころは教え子12人。 そもそもそれがタイトルの由来するところだが、映画には別の意味がある。監督木下恵介は、本作での12人の子ども時代を演技も何もゼロの素人の子どもを使い、しかも、兄弟姉妹2代にわたって起用、あたりまえのことだが、そのそっくりぶりに驚嘆する。 ここでは戦地は描かれぬ。 女先生・高峰秀子の銃後が描かれる。戦中戦後の食糧難で、どんな悲劇が待ってるか。戦争は弾が飛んでくるだけでなく、爆弾が落ちるだけでもない。そのなかで、犠牲者はどんな思いで死んでいったか。傷ついて苦しんだか。それがこの時代ゆえ共有できるのだ。 木下恵介とともに、今井正も戦争中は軍部と政府にしたがって戦意高揚映画をつくってきた、いわば准戦争犯罪人である。裁かれるべき罪人である。昭和天皇に戦争責任があるのはあたりまえだが、文化人、映画人にだってそれ相当の罪があったわけだ。 しかし、今井正も決然奮起して、大いなる反省のうえに戦後の創作活動を果敢に民衆の視点に立った作品で世に問うてきた。朝日新聞などがなにほどの反省に立とうが、きゃつらの反省などは空念仏。芸術家の反省は命懸けだ。闘いだ。 今井は共産党作家でもある。 正式の党員のはずだ。それが部落解放同盟の差別語狩りをはじめとする歴史の歪曲、改竄と闘い、『橋のない川』二部作でいわれなき差別を世に問うた。残念ながら圧力に屈し、当初予定の三部作はならず、二部も舌足らずといわれたが、真骨頂をみせたことは事実。 『ひめゆりの塔』も東映の社長に「アカだろうが売れる映画ならいい」と毒づかせながら、名脚本家・水木洋子とともに歳月をかけて準備し、調べ上げてつくった渾身の作である。『橋のない川』同様、つくりたくてつくりたくてしかたのない気概に満ちた映画だ。 もう10年以上もまえに(もっとまえかも!)見ているのだが、その後録画する機会のないままいまに至った。東映チャンネルはパックにはいってないため、見る縁に巡り会えなかった。それを、今回、この企画のためにアマゾンで注文して届いたものだ。 見たくて見たくてしかたないが(笑)、大晦日の当日まで封印しておく(泣)! じつは、この映画、監督自ら不満をもってリメイクされている。沖縄でロケできなかったとかいう理由を何かで読んだが、そのため元祖とちがってカラー化されている。配役も30年近くの歳月をへだてて、今風の役者になっているので気に入らない。 偏見かも知れないが、最近の役者はきらいだ。苦労を知らない。勉強をしない。『キューポラのある街』でもなんでも、昔は役者は演技以前に人間を勉強させられた。いま、その名残が仲代達矢の無名塾にあるくらいで、役者はだんだんバカになる。 時代の劣化とともに日本映画も、もうダメだろう。 それと、白黒映画が好きなので、俺は敢えてオリジナル作にしたのだ。 いわずと知れた沖縄高女学徒、ひめゆり部隊の苦闘と無残な死を描いた反戦映画の大傑作である。同時にまた、今井正がつくりたくてつくりたくてしかたなかった作品である。同時に水木洋子名作集の1本でもある。 日本の捨て石にされた島と人々の慚愧。艦砲射撃と機銃掃射で幕を閉じる終末はおぼえているが、少女たちが銃弾を受ける瞬間、俺はどんな感動と衝撃を受けることだろう。これもまた3・11以降の感慨、3・11以前には感じなかった真実の発見があるはずだ。 じつは、「大晦日一人映画会」第2弾の当初企画は『戦争と人間』大会をやるつもりで、それが証拠にはここにこうしてポスターまでできていたのである(笑)。 今回、決定企画のほうのポスターは、「アートというより新聞チラシ」とヘルパーの評価も悪く、たしかにDVDパッケージを加工してコラージュしたこっちのほうが出来のいいのは自分でもみとめるが(笑)、今回企画の本命馬『東京裁判』である。 全上映時間4時間36分。これを、酒のサカナに1時間ずつ、なんていいかげんな見方ではなく、どーん! と、前・後篇いっきょ視聴といきたかった。しかし、ふだんの日にわざわざ4時間半もの時間をつくるわけにいかず、それならこの際にとなったわけだ。 自作惹句にいわく、「大長篇ドキュメンタリー映画」つまりノンフィクションである。一部、南京虐殺の場面が事実と異なると、それをもってバカな情弱クソ右翼どもは全否定してかかろうとするが、あとの9割9分の真実をもってすれば、いかなる非難もあたらない。 勝者が裁く戦犯裁判の不毛、といってしまえば身も蓋もないが、この大長篇作はそんなタイトルからくる印象とは別に、アメリカの公文書館に眠っていた50万フィートものフィルムを検証、事実をいささかもそこねない程度につなぎあわせて完成した、膨大なノンフィクションシンフォニーにして、壮大な映像証言記録でもある日本人必見の作。 俺は、これをリアルで見た。 たしか新宿・伊勢丹前の映画館。一度は満員札止めではいれず、二度目にやっと入れた時も、長蛇の列だったように記憶している。『人間の條件』の封切でもそうだったようだが、日本にこういう映画がつくられ、こういう映画が見られる時代があったのだ。そのことに思いをいたすたび驚きを禁じ得ない。 いま手元に、主婦と生活社がだした「VIDEO angle '90 史上最強のビデオバイブル」というデータ本があるが、その『東京裁判』の項の「VOICE」にこんなのがある。 ——この映画をみて「天皇の戦争責任」が一番の問題と痛感した僕は、天皇重体の時、「記帳に行く」と言いだした彼女に対して、延々と東京裁判の講義をして結局止めさせた(♂・25・大学院生) 人も映画も、まだまだいい時代だったじゃないか。なにもかも腐りきった、弛みきった、出鱈目ばかりのいまとは大ちがいだ!
by web_honta
| 2011-10-01 00:23
| 映画大好き!
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