3・11以降、世界が変わった。3・11以前につくられたドラマなぞ堕落のきわみ、そんなものの再放送も、制作されたものもボツにしろ、3・11以降につくられたものこそホンモノだ! そう主張した俺、そもそもその主張すらバカだった。
思えば、俺は、イラク戦争のあと、朝日新聞以下マスコミがゴミと成り果ててから、ドラマの新聞記者ものが受け付けなくなった。そんなものの正義をみても、「ウソくせぇー!」と思って乗らなかった。どんな登場人物にも感情移入できなかった。
それとおなじだ。
「日本は法治国家なのに、国が法律を破っており(年1ミリシーベルトが被曝禁止基準だったのに)、20ミリまで被曝していい、10ミリで帰れるなど、国家が率先して法律を破っている」と小出裕章先生が怒ってる、いまの日本はなんなんだ。
そんな日本でつくられる現代ドラマなんぞ、いつの時代を描いた現代ドラマということになるんだ、つまりは無国籍、超非リアルな現代ドラマということになり、見ていて面白くもなんともないということになる。
いま、TBS月曜ゴールデン枠、吉田栄作主演『正義の証明』を見終えたあとだが、共演加藤剛ということもあり期待したが、法で裁けぬ悪を制裁する「私刑人」の話というから見たが、なんのことはない刑事ドラマ。
おい、TBSよ。各局のドラマ制作部よ。おまえらが、上層部の腐敗、報道の体たらくで心ある視聴者の非難に肩身の狭い思いをしてるなら、せめてドラマで挽回を期すつもりならテロリズムドラマをつくるしかない。
法で裁けない、お上が裁かない東電、原発利権を裁くためには、テロリズムを謳歌して加藤予備軍のテロの矛先を東電と原発推進派に向かわせることだ。それしかおまえらの生き残る道もないものと思え、バカ者!
おそらく、たぶん……
原発推進人をターゲットにする暗殺組織が、いま、虎視眈々力をためこんで、一斉行動の時を狙っているにちがいない。そうでなくて救われるか、日本は。
原発を停めてくれ。でなければ日本壊滅というのに……
俺は、いざ、その時、日本と世界を危機に陥れる原発推進人粛正に決起し、天誅を果たした刺客人たちに対し、できうるかぎりの救援対策活動をすることをここに誓う。だから、殺してくれ! 原発推進人どもを。その際には原発推進CMにでた芸能人も標的にしてかまわないぞ。
原発とは別だといって……
おい、松下奈緒! おまえ、アリナミンのCMにでているな? 大バカもの! アリナミンだ、なんだという自称ビタミン剤など、ありゃ全部毒だぞ。それも分からないのか、見損なったぞ、25歳!